ビルの防水工事の価格と相場について【防水工事セレクトナビ】

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ビルの防水工事の価格と相場

建物は、常に外部からの影響を受けています。
例えば、雨や雪などの水がひび割れ等から内部に浸入してしまうと、建物本体にも悪影響を与え建物本体も劣化する可能性があります。
建物に悪影響を与える水の浸入を防ぐには屋根や壁の防水工事が必要です。
防水工事は、建物の普段見えない部分からも建物全体を守ります。

今回は、ビルの場合の防水工事の工法や価格、それと防水工事の経理に関する情報をご紹介します。

1.ビルの防水工法は3種類が中心

防水には、用途・躯体の種類によって様々な工法・材料があります。
防水工法は防水材料によって「アスファルト防水」「シート防水」「塗膜防水」等に分類されます。
さらに各工法には「保護工法」「露出工法」「機械固定工法」等があり、機能面からは「断熱防水」や「遮熱工法」などにも分類されます。

わかりやすく表にまとめましたのでご覧ください。

防水種別防水工法
アスファルト防水アスファルト防水・保護工法
アスファルト防水・露出工法
改質アスファルト・トーチ工法
シート防水ゴムシート防水
塩ビシート防水・密着工法
・機械固定工法
塗膜防水ゴムアスファルト系塗膜防水
ウレタン系塗膜防水・密着工法
・絶縁工法
アクリルゴム系塗膜防水
ポリマーセメント系塗膜防水
浸透性塗布防水ケイ酸質系塗布防水

2.防水工事の価格(相場)

防水工事の価格を表にまとめたので参考までにご覧ください。
価格は目安で、使用する防水素材のメーカーや現在の防水の状態、防水工事を行う面積などによって変ってきます。

防水種別価格(1平米あたり)100平米の価格施工箇所面積施工場所
アスファルト防水8000円〜80万円〜200平米以上屋上
シート防水8000円〜80万円〜50〜200平米屋上・廊下
塗膜防水(ウレタン防水)7500円〜75万円〜50〜200平米全て

3.防水工法の比較

各防水工法を「施工工程(期間)」「壁面施工」「防水端部」「耐水性」「耐候性」「新築工事」「改修工事」について比較してみました。
また、参考のため防水層の厚みも比較しています。

防水種別/防水工法アスファルト防水シート防水塗膜防水
トーチ工法塩ビシート防水ゴムシート防水
主材料アスファルト・ルーフィング改質アスファルトルーフィング塩ビシート加硫ゴムシートウレタンゴム等
施工工程
壁面施工
防水端部
耐水性
耐候性
新築工事
改修工事
防水層の厚み6〜10㎜程度4〜5㎜程度1.2〜2㎜程度1.2〜1.5㎜程度3㎜程度

4.耐用年数

防水層には外部からの負荷に対する耐久性の目安として耐用年数が決められています。
耐用年数を超えた場合は、いつ漏水が発生してもおかしくない状態といえます。

工法標準耐用年数
アスファルトアスファルト防水保護工法17年
アスファルト防水露出工法13年
塗膜塗膜防水10年
シートゴムシート防水13年
塩ビシート防水13年

このように標準耐用年数から考えると、建物を維持していくためには、アスファルト防水保護工法以外の防水層の場合は、約10年を目安とした定期的な防水対策が必要になりますし、それが有効だということがわかります。

5.防水工事のコストを抑える

定期的な防水対策は、建物の防水機能の維持に加え改修費用のトータルコストを削減することにもつながります

漏水が発生してからの改修工事は費用が高い

漏水が発生してしまった場合は、防水層自体の重大な劣化と同時に、躯体にまで損傷が及んでいる可能性があり建物の構造にも悪影響を与える可能性が高くなります。
このような状態での改修工事は、既存防水層の撤去や防水下地処理に加えグレードの高い防水工法を選択せざるを得ないケースにもつながり、当然その分改修工事費も増えていきます。

また、漏水による室内への被害が発生してからでは、内装の補修費も発生するためさらに改修工事費がかかり利用者の負担も増してしまいます。

定期的な防水対策による改修工事はトータルコストを抑える

漏水が発生する前であれば、躯体の補修や内装の改修も必要ありません。
また、既存防水層の撤去や下地処理も比較的容易で、防水工法も既存防水に準じた改修工法や簡易な工法で新築時に近い状態に復元できます。

6.防水工事費用は修繕費として計上できるか

ビル・マンションの防水工事は金額がとても大きくなるため、防水工事費を修繕費として計上できるのかどうかはとても気になるところです。

修繕費として計上できるケース

防水工事費を経費に参入できるケースがあります。
それは、減価償却費と修繕費を計上し決算で税金を免除してもらうというものです。

その条件とはどのようなもので、どのような場合に修繕費と減価償却ができるのかをご紹介します。

修繕費か資本的支出か

防水工事は、建物を補強するため、また価値を落とさないために行います。
しかし、原状回復を超えて耐久性が向上しては、「資本的支出」として見られてしまうリスクもあります。
防水工事は、近年の施工技術の向上や塗料などの品質向上によって、建物の耐久性がアップすることも考えられます。
しかし基本的には、工事費用をかけなければ建物の維持管理が困難になるため修繕費として認められるでしょう。

固定資産の回復

建物などは、帳簿上は通常「固定資産」として計上されています。
通常の維持管理、または災害等によって毀損した固定資産の現状を回復するための費用が防水工事になりますので、防水工事も修繕費として計上することができます
ですから、決算時に税金を免除してもらうことができるというわけです。

修繕費にならないケース

防水工事が修繕費にならない場合もあります。
建物の価値が増加したり、使用できる期間が伸びたりした場合などは、数年から数十年に渡って減価償却を行う必要があります。

防水工事の耐用年数は10年〜15年

防水工事の耐用年数はご紹介してきたように10年から15年です。つまり、その分だけ建物の原状回復が進むことになります。
建物の耐用年数は、鉄筋コンクリートで35年程度ですので資産価値が下がらないように防水工事をすることが大切です。
修繕費は大きな金額です。単なるトップコートの塗り替えであっても申告書に修繕費として計上しなければ非常にもったいないことになります。
無駄な税金はなるべく支払わないようにしましょう。

特別な塗装工事の場合は注意が必要

修繕費とするか資本的支出とするかで免除される税金の金額も大きく異なってきますので、美観をアップさせる防水美装の場合は注意が必要になります。

防水工事は、通常の維持管理のため、原状回復のために必要な支出であれば修繕費として認められるのはこれまでご紹介しました。
しかし、特別に上質な防水美装となるとそれは資本的支出となってしまいます。
資本的支出の場合は固定資産に計上されますので減価償却を行うことになります。
その場合は、耐用年数ごとに減価償却を行って税金を控除しましょう。

まとめ

以上、ビルの場合の防水工事の工法や価格、合わせて防水工事の経理に関する情報をご紹介してきました。

一般住宅とは異なりビルの防水工事は大きな金額になります。
防水工事はなんらかの節税になりますので、防水工事の際はお金にまつわる資料はしっかり残しておきましょう。

今回の記事を参考にして、工事の価格を知り、そして防水工事にかかった費用を上手に節税しましょう。

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