雨漏りがしてきた場合、防水工事を行う必要はあるのか?【防水工事セレクトナビ】

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雨漏りがしてきたら、防水工事が必要?

住宅には、新築と中古、マンションやアパートなど種類と状況が異なり、生じてくる劣化についても各住宅で変わります。
しかし、マンションやアパート、一戸建てや新築・中古など、あらゆるタイプの住宅であっても、共通する劣化及び被害が発生するケースもあります。

その1つが雨漏りです。新築住宅やマンションなど、どの住宅でも発生する可能性のある劣化現象といえます。
雨漏りと聞きますと、木造住宅で築何十年と経過した場合に発生するとイメージしやすいですが、実際は新築住宅や非木造住宅でも起こりうる話です。
ですから、雨漏りが発生しそうな箇所がないか、そのような現象が起こるような原因が最近あったか確認してみることが大切です。しかし、そうはいっても、雨漏りについて知らないことが多く、その兆候について気付きにくいのが現実です。

また、もう1つ課題があります。それが、雨漏りが発生した場合に防水工事を行う必要はあるのか?ということです。
防水工事といいますと、ベランダや屋上などの防水層を貼り直したり、塗装を塗り直したりなどをイメージします。 そもそも、雨漏りが発生した場合に、防水工事業者に頼んで良いのかどうかも分かりにくいと感じていることでしょう。

そこで今回は、雨漏りがしてきたら防水工事が必要?と題しまして、雨漏りの種類と原因を始め、防水工事の必要性と工事内容についてご説明します。

雨漏りが発生したら防水工事が必要となる

雨漏りと聞きますと、外壁のひび割れや防水層の損傷と比較して、それほど大きな劣化現象には感じにくい方もいることでしょう。
また、大きな危険と考えにくいことや、他の修理に充てるために放置してしまうケースも珍しくありません。

しかし、雨漏りが発生してから、何も対処せず放置しておきますと、後々二次被害が発生する可能性もあります。
雨漏りが発生したら、早めに防水工事を発注する必要があります。

ここでは、防水工事の必要性を改めて感じてもらうために、雨漏りによる二次被害をいくつかご紹介します。

住宅内にカビが発生するなど健康被害

雨漏りを甘く見てはいけません。なぜなら健康被害に繋がるリスクがあるからです。
代表的な二次被害は、雨漏り発生箇所と雨水が伝っていく部分に発生するカビでしょう。
雨漏りによって天井や壁が常に濡れて周辺も湿気を帯びます。そして、それを放置し続けますと、カビが発生しダニも増殖する可能性があります。
カビやダニによってアレルギー反応が起きるリスクもありますし、常に悪臭を放ちますから放置してはいけません。

また、ダニだけでなくシロアリの増加も懸念されまして、雨漏り1つで様々な被害に繋がることを理解しておきましょう。

内部の木材が腐食し始める

雨漏りをイメージする時、多くの方は雨水が常に入り込み排出作業の面倒さや、天井や壁のシミを考えることでしょう。
しかし、雨漏りは目に見える所だけが、劣化及び被害に遭う訳ではありません

雨漏りは、住宅の屋根や外壁から入り込み、屋根裏や柱となる部分を伝っていきます。ですから、木造住宅の場合は柱となる木材が腐食し始める危険があります。

雨漏りが1度発生しますと、雨が降る度に発生しますから少しずつ木材が腐食して、亀裂など住宅の安全性を損なう事態になります。

また、雨漏りではカビも発生しますから、カビ由来の木材腐朽菌によって木材が腐食するケースもあります。
これが、木材の亀裂などに繋がるのですが、シロアリによって更に強度を損なわせる現象も発生しやすいです。

金属やコンクリートの錆や腐食

住宅の雨漏りは、木造住宅だけの話ではありません。鉄筋コンクリート及び鉄骨でできた住宅であっても雨漏りが発生します。
また、雨漏り被害は、金属やコンクリートでも発生するため、気を付ける必要があります。

例えば、鉄骨が錆びたり腐食したりなどの被害が発生する可能性もありますし、コンクリートも腐食することがあります。

また、雨漏り発生箇所にネジなどがありますと、そうした金属製の部品が錆びまして腐食及び破損します。
鉄筋コンクリートの鉄骨部分に腐食が発生しますと、周辺のコンクリート強度が低下し、崩れやすい状態になります。

再度解説しますが、雨漏りを甘く見てはいけません。

電気設備の被害

雨漏りからの二次被害には、電気設備のショートや漏電による火災リスクも考えられます。
一見しますと、ひび割れなどによる雨漏りから電気設備や配線への被害について、イメージしにくいですが実際に起こり得る二次被害です。

電気設備や配線は、住宅の屋根や壁の間など内部の様々な場所に設置されています。
雨漏りの発生箇所によって異なりますが、被覆がむけた配線に雨水が触れて、二次被害に繋がる可能性があります。

また、天井に設置されている照明関係が、雨水によって漏電することもあります。

雨漏りの種類と防水工事の内容

雨漏りと一言で表しても、実際の雨漏りでは様々な原因によって発生しています。
一般的には屋根から雨水が侵入して、天井に雨水が染み出すイメージでしょう。確かに、屋根瓦の破損によって、雨漏りが発生する可能性はあります。
しかし、必ずしも屋根から雨漏りが発生する訳ではありません

ですから、ここで雨漏りの種類や原因について知っておきましょう。また、それぞれの雨漏りに対応する、防水工事についても解説します。

屋上の防水層や屋根の破損

雨漏りと聞いてイメージしやすいケースの1つが、住宅の屋根や屋上から雨水が侵入して雨漏りに繋がることでしょう。
マンションやアパートの場合は、屋上の防水層が経年劣化や台風などの災害によってはがれやひび割れを引き起こして、雨漏りに繋がる可能性があります。
防水層とは、防水シートや防水効果のある塗料が塗られた層のことで、建物には必要なものです。
防水工事によって修理や新規塗り直しをお願いできます。

また、一戸建て住宅の多くは屋上ではなく、屋根が多いですが屋根瓦などの破損によって内部に雨水が侵入することがあります。
ただし、屋根の下には雨水を更に内部へ侵入させないようにする防水構造が備わっています。
この防水構造が何かしらの原因で破損や劣化していますと、雨漏りに繋がります。

屋上の防水工事は、アスファルト防水やシート防水、塗膜防水などのいずれかを用いて施工します。

ベランダの手すりの破損や劣化

雨漏りの種類には、ベランダやバルコニーの手すり及び縁から発生するケースがあります。
一般的に、ベランダの手すりを雨漏りの原因としては考えにくいですし、思わず見逃してしまうことでしょう。

しかし、雨漏りの発生箇所の1つとして、実際に起こり得るケースですからこの機会に覚えておきましょう。
ベランダやバルコニーの手すり部分は、笠木と呼びますが台風などの横から雨が当たりますと継ぎ目部分から雨水が侵入することがあります。

また、笠木は雨水を逃がす場所が少なく、そのまま雨水が内部に浸透していきやすい特徴を持っています。
そのまま放置していますと、雨水の侵入箇所周辺が腐食していき壁を伝って、住宅内部や天井から雨漏りが発生します。

主な防水工事としては、シーリングと呼ばれるペースト状の材料を入れ直して、笠木の継ぎ目を補強します。
また、他にも笠木を覆いかぶさっている板金を交換したり、腐食した内部の材料交換をしたりといった交換作業もあります。

外壁のシーリング劣化やクラック

雨漏りが発生する箇所には、屋根や屋上だけでなく外壁を伝っていくケースもあります
人によっては、外壁から雨水が侵入して雨漏りが発生するイメージも湧きにくいでしょう。

外壁に雨水が侵入するケースとしては、外壁のシーリング劣化やクラックが生じているケースが挙げられます。
外壁の材料には、モルタルやサイディングボードなど様々な種類があります。その中でもサイディングボードを用いた外壁で、シーリングから雨水が侵入するケースが見られます。
サイディングボードなど外壁材は耐久年数10年前後ですが、シーリングは5年前後と短く、比較的早い段階で劣化が始まります。
また、シーリングは継ぎ目として活用されていますから、劣化によってはがれや隙間が発生しますと雨水が侵入します。
基本的には、新しいシーリングを充填するか、既存のシーリングの上に充填します。

外壁のクラックとは、ひび割れのことでして1㎜以上の隙間がありますと、雨水の侵入リスクが高まります。
クラックの度合いによっては、外壁を壊して内部を調査する必要のある、大きな調査・防水工事になります。

また、気を付けるポイントがありまして、経年劣化による外壁のクラックはモルタル材でのみ発生します。
防水工事としては、内部の材料交換などの大規模な工事から、外壁のクラックを埋めるためにシーリングを充填するなど、比較的多岐に渡っています。

ドレンや雨どいの詰まり

雨漏りが発生する箇所の中には、日々の生活で気付きにくいケースも存在しています。
その1つが、屋上のドレンや雨どいの詰まりから雨漏りが発生するパターンです。
一見しますと、なぜ雨漏りに繋がるのか分かりにくいことから、日々チェックしない場合もあるでしょう。

屋上のドレンが詰まりますと、雨水は排出されずドレン付近から徐々に広い範囲に溜まっていきます。
雨水が溜まりますと、ドレンは次第に錆などで腐食していき破損へと繋がります。
ドレンが破損しますと、そこから住宅内部へ雨水が侵入して雨漏りも発生します。

一方雨どいの詰まりの場合は、雨水が排出されないことからあふれ出して壁を伝って侵入するケースがあります。
そして、内部へと雨水が侵入しまして腐食などの影響から、雨漏りの発生へと繋がります。

どちらのケースも、土や砂・ゴミなどが原因ですから、定期的な掃除で防げます。
また、既にドレンが破損・劣化していた場合は、ドレンや周辺の材料交換や修理など比較的範囲の広い防水工事になります。

なぜ雨漏りが発生するのか

雨漏りの発生箇所は様々ですが、それらの原因についても複数の要素が組み合わさっていることが多いです
雨漏りの発生原因によっては、防水工事に保険適用できる可能性もありますから、防水工事業者の調査結果は必ず確認しておきましょう。

施工ミス

雨漏りが発生する原因の1つは、前の防水工事業者が進めた工事に施工ミスが生じていたパターンです。
例えば、屋上やベランダに適した防水工事を行わず、いわゆる手抜き工事で済ませていたことで、結果的に雨水が侵入しやすい状況になっていることも考えられます。

また、工事の手順が間違っており、正しく防水工事されていない場合もあります。

これらの施工ミスは、新築住宅で築10年以内の場合であれば瑕疵保険の適用が期待できます。
瑕疵保険を簡単に説明しますと、施工業者のミスによって必要な機能を満たしていない状態で納品された状態に、補償される保険です。

災害による破損

近年では、台風やゲリラ豪雨、突発的な強風など自然災害が頻発していまして、災害原因による雨漏りの発生も考えられます。
例えば以下のような現象を挙げます。

  • 強風によって屋根瓦が一部吹き飛び雨水が侵入
  • 飛んできた自転車などが屋根を直撃・破損
  • 豪雨によって雨水の排出が間に合わず、雨水が侵入

ただ、災害による雨漏りが認められれば、火災保険が適用されまして補償されますから費用面の負担軽減が期待できます。

経年劣化

災害や施工ミス以外で、雨漏りが発生する場合の多くは住宅の経年劣化が考えられます。
築何10年となりますと、防水層やシーリングの劣化が発生しますから雨水の侵入も発生しやすくなります。

対策としては、10年前後の定期的な防水工事を忘れないことと、何か劣化現象もしくは兆候がないか、日々目視で確認できる場所はしておくことです。

雨漏りが発生した前後で防水工は必要

雨漏りが発生しましたら防水工事が必要になりますが、雨漏りに繋がる各劣化が確認された時点で、防水工事を頼みましょう。

雨漏りが発生した後ですと、大規模な防水工事になるリスクもありますし、場合によっては工事費用がかさむ可能性も考えられ、デメリットが多いです。

ですから、外壁のクラックや雨どいの詰まり、天井のシミやカビなどがないか、定期的にチェックすることや、防水工事業者に調査してもらうなどの対策が大切です。

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