防水工事にかかる期間の目安を教えて下さい
一口に防水工事といっても、小さな一戸建てから大きなマンションや商業建築物まで、さまざまな種類の建物に施工されます。
また工事方法にもさまざまな種類があります。工事の前に、周囲の物への養生を施したり、工事に必要な資材を搬入したり、周辺住民への告知をしたり、作業用の足場を設置したり、いろいろな前段階での準備があります。
実際に工事に入っても、まず下地処理のための時間がかかります。そしてどの防水工法を採るかによってかかる時間はいろいろで、例えば材料を塗りつけるタイプの工法なら乾くまでの時間が必要ですし、シートを被せるタイプの工法なら早く終わります。
また材料を溶融するタイプの工法なら、溶融のための時間と乾くまでの時間の両方がかかります。
言うまでもなく施工する面積が広ければ広いほど時間は長くかかり、また施工途中で悪天候のために工事が一旦ストップすれば、それだけ時間は長くかかります。そして工事終了後に資材を撤去し養生を外す作業なども含まれます。
ですので、一言で「防水工事にどれだけ時間がかかるか」という質問に答えることは困難です。
ただ、目安として一例を挙げると、１０メートル四方程度のベランダにFRP防水工事を施工する場合、１～２日くらいだと思われます。また、１００メートル四方の屋上なら、FRP防水工事でもシート防水工事でも、下地処理を別にすれば、２～３日くらいでしょう。天候や下地の条件にもよりますが、目安として考えて下さい。
また、大規模マンションや商業建築物であれば、準備から完了まで１～２ヶ月かかることが多いようです。
工事の際には、施工業者から工程表が出ますから、事前にそれを見て、どれだけ期間がかかるか確認しておきましょう。
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