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アスファルト防水の信頼性

建物への水の浸入、腐敗などを防ぐには防水性能を高めることが大切です。現在、建物の防水性を高める施工法にはさまざまな種類がありますが、そのうちのひとつにアスファルト防水と呼ばれるものがあります。

アスファルト防水は日本で最も歴史が長いとされる施工法であり、高い信頼度があります。今回はアスファルト防水の基本情報や信頼性などをさまざまな角度から解説します。

アスファルト防水とは?

アスファルト防水は屋外で使用される防水のことを指します。現代の屋外防水ではさまざまな材質を使った施工がなされていますが、アスファルト防水はその中でも特に歴史が長く、建物への水の侵入を防ぐ目的では高い信頼性を誇っています。

また、詳細は後述しますがアスファルト防水には長い歴史の中で得た経験によって生み出された工法が複数あります。これら複数の防水工法があることによって、それぞれの屋上に適した防水も可能にしています。

アスファルト防水の3つの工法

前述のようにアスファルト防水にはそれぞれの下地や環境に適した工法が数種類存在します。主にビル、マンション、ショッピングセンターなど比較的大きな建物に適した施工法でもあるアスファルト防水にはどのような工法が存在するのでしょうか?ここではアスファルト防水の主な工法を3つご紹介します。

熱工法

アスファルト防水の熱工法とは現場で熱して高温になったアスファルトを用いた工法を指し、アスファルトルーフィングと呼ばれる防水材料を貼り重ねていくことで防水性能を高めます。

熱工法は防水の中では最も古くから使われてきた工法であり、日本の防水業界では100年以上の長い歴史があります。最も歴史が長い工法ですから、ノウハウの蓄積も十分にあり、無難に建物の防水性能を高めたいケースなどでは重宝される工法といってもよいでしょう。

ルーフィング、そしてアスファルトの組み合わせで施工されますので、密着性の高い防水層を生み出すことも可能です。

また、2層以上に塗ることによってさらに強固な防水層をつくることもできます。短時間での硬化、短期間の工期という特徴もありますので、防水業界では多くの業者が好んで使う工法でもあります。

常温工法

常温工法とは文字通り、熱でアスファルトを溶かすことなく、常温のまま行う施工法であり、「冷工法」とも呼ばれています。

常温工法は粘着層が付いた改質アスファルトルーフィングシートをローラーや液状のゴムアスファルトなどを用いて密着、積層させることで防水層を形成していきます。

前述のように常温工法は熱工法のようにアスファルトを熱さないため、異臭や煙のニオイなどが発生することはありません。

また有機溶剤などの物質も使うことがありませんので、安全な作業環境が確保しやすい、周辺環境に優しい防水工事を可能にできるのも魅力的です。もちろん肝心の耐久性も熱工法と同様の高さを持っていますので、防水性能の高い施工法としてもおすすめできます。

ただし、常温工法は気温の低い冬場などに低温による接着不良を起こしたり、凍結が起きたりする可能性があります。

トーチ工法

トーチ工法は合成繊維の不織布にアスファルトを含浸させた防水材をトーチバーナー(先端のノズルから強力な炎を発するガスバーナーのこと)で炙りながら接着していき、防水層を形成させる工法を指します。

使用する防水材は主に1枚〜2枚ほどであり、大掛かりな施工器具を用いなくても施工が可能なのがトーチ工法の大きな特徴です。

施工時に炎は使用しますが、熱工法よりも煙やニオイなどの問題は軽減されているため、近隣に迷惑をかけることのない工事も可能にしています。

前述のようにトーチ工法はバーナーを使った工法であり、作業自体は簡単です。しかし、まれに防水材への炙り不足が原因で早期の劣化や雨漏りなどの不具合が発生することがあります。

これは経験値が低い作業員がトーチバーナーを使うと、炙り時間に誤りが生じやすいといった問題で起きるものです。そのため、トーチ工法は見た目以上に技術力と経験値が必要な施工法ともいえるでしょう。

アスファルト防水の2つのメリット

アスファルト防水は屋上の防水には最適な施工法ですが、具体的なメリットが気になるという方も少なくありません。ここではアスファルト防水の基本的なメリットを2つご紹介します。

防水工事の中で最も歴史が長く信頼性が高い

前述のようにアスファルト防水は防水工事の中では最も歴史が長く、明治時代の末期より急激な発展を遂げ、現在に至るまで最前線で活躍する施工法でもあります。

今でこそ道路舗装などの目的で用いられることが多いアスファルトですが、高い接着性と防水性があるため、人類の歴史では古来より接着剤や防水材として利用されてきました。

アスファルト防水は熱工法に代表されるようにアスファルトを溶解し、2枚〜4枚ほどのアスファルトルーフィングを積層させて防水層をつくる工法です。

防水材を何層にも重ねて強固な防水層をつくるなど、長い歴史の中で蓄えた知識やノウハウがありますので、防水工事の中では最も安心、かつ信頼性が高いという評価が業界では一般的です。

他の施工法よりも耐用年数が長い

アスファルト防水のもうひとつのメリットとして、他の防水工事よりも耐用年数が長いというのが挙げられます。以下に各施工法の耐用年数目安をまとめましたのでご覧ください。

施工法耐用年数
ウレタン防水10年〜12年
シート防水 (ゴム)10年〜13年
シート防水 (塩ビ)10年〜13年
FPR防水8年〜10年
アスファルト防水15年〜20年

※耐用年数は材質、メンテナンス状況、環境などによって異なります

防水工事にはウレタン防水、シート防水、FPR防水などさまざまな施工法がありますが、いずれも耐用年数は10年前後となっています。一方のアスファルト防水は材質やメンテナンス状況によって異なりますが、耐用年数が15年〜20年ほどと長めです。

前述のようにアスファルト防水は防水層が厚めに形成されており、施工によるばらつきも少ないという特徴があります。これに加えて耐用年数が長めとなっていますので、費用対効果も高い施工法といえるでしょう。

アスファルト防水の3つの注意点

アスファルト防水のメリットや魅力などを解説しましたが、アスファルト防水を行う上では事前に把握しておきたい注意点もいくつかあります。ここではアスファルト防水の主な注意点をまとめましたのでご覧ください。

ウレタン防水・シート防水などと比べて費用が高い

先ほどもご紹介したようにアスファルト防水は高い防水性能と優れた耐用年数があります。そのため、防水工事を検討するときはアスファルト防水を希望する方も少なくありませんが、アスファルト防水はウレタン防水やシート防水などと比較すると費用が割高になりがちです。以下は各施工法の1m2あたりの費用相場となります。

施工法費用相場(1m2あたりの価格)
ウレタン防水4,500円〜7,000円
シート防水 (ゴム)3,000円〜6,000円
シート防水 (塩ビ)3,000円〜6,000円
FPR防水6,000円〜8,000円
アスファルト防水6,000円〜8,000円

上記はあくまでも相場となりますので一概にはいえませんが、ウレタン防水やシート防水は1m2あたりの価格が3,000円〜7,000円となっています。

一方のアスファルト防水は1m2あたり6,000円〜8,000円です。ウレタン防水やシート防水はアスファルト防水の熱工法のように大掛かりな設備を必要としないため、1m2あたりの価格も安くなる傾向にあります。

アスファルト防水は工法によって溶融釜を用意したり、段取りに手間がかかったりしますのでどうしても単価が高くなりやすいです。また、他の施工法よりも耐用年数が長いことも高単価につながっている要因のひとつです。

施工時の管理が防水品質に直結するため業者選びは慎重に行う必要がある

アスファルト防水は防水工事の中では最も歴史が長い施工法で安心感がありますが、だからといって適当な業者に依頼するのは推奨できません。と、いうのもアスファルト防水は施工時の管理が防水性能などの品質に直結するからです。

アスファルト防水はアスファルトの温度管理や適切な溶け具合などを見極める必要がありますので高い技術力と経験値が必要になります。

これらを間違うと下地との接着不良を起こしたり、シート接合部に雨水が入ったりするなどの不具合が起きやすくなります。このような理由からアスファルト防水を希望する場合は、優良な施工業者に依頼することを忘れないようにしましょう。

工法によっては煙・アスファルト臭が発生する

アスファルト防水のひとつのデメリットとして挙げられるのが、煙やアスファルト臭が発生することです。

熱工法の場合は、現場で200℃〜270℃の高温で溶解したアスファルトを用いて防水工事を行います。この溶解の際に煙や独特のアスファルト臭が発生するため、場合によっては近隣住民から苦情が入る可能性もあります。

ちなみにアスファルト防水で発せられるニオイの正体は、アスファルト中に微量に含まれている硫黄化合物、窒素化合物、炭化水素系化合物などです。

防水工事のニオイ問題に関しては、地域の自治体も公式ホームページなどで呼びかけていますので、アスファルト防水を行う際は近隣住民に配慮した施工ができる優良業者に依頼するようにしましょう。

【参考】川崎市「防水工事をされるみなさまへ 防水工事による悪臭公害の未然防止」
http://www.city.kawasaki.jp/kurashi/category/29-1-4-16-5-0-0-0-0-0.html

まとめ

今回はアスファルト防水に関するお役立ち情報を解説しました。アスファルト防水は日本の建築業界では最も歴史が長い施工法であり、防水性と信頼性に優れています。

長年の歴史の中で蓄積された知識、ノウハウも十分にありますので、施工例が少ない工法と違って大きな安心感があります。

ただし、アスファルト防水には高い技術力と経験値が必要になりますので、依頼を希望する際は施工実績が豊富な優良業者をしっかりと選ぶようにしましょう。現在、防水に関するお悩みをお持ちの方はぜひ参考にしてください。

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