防水工事において追加請求などはありますか?
防水工事業者にも、優良な業社もあれば悪質な業社もあります。良心的な優良業者なら、見積書を発行し工事を実際に行い、請求もそれに基づいたものになり、もし追加請求があるとしてもその理由をきっちり明確に説明するでしょう。
しかしいい加減で悪質な業社なら、たとえ見積書を発行して工事を行なっても、例えば工事の途中で「新しい問題が発生したのでその分追加料金が必要です」と理由を明確にもせず言ってきたり、それを何回も繰り返して高額な追加料金を請求してくるかもしれません。
また他にも、「第一段階の工事で雨漏りが止まればよいが、止まらなければ第二段階、もしかすると第三段階第四段階の工事が必要になるかもしれません」などと言い、その分の料金を二重三重はては四重に請求してくるかもしれません。
基本的に、雨漏りの修繕工事というのは、ちゃんとした業者なら一度の工事で終わるものです。よって、普通は追加料金を請求されるということはないものです。
また、その他の防水工事では、見積書と工事計画書通りの工事さえすれば、普通はそれで工事終了ですから、追加料金の請求というのはないでしょう。もちろん、工事の途中で新たな問題、例えば雨漏りの原因が新たに発見されたとか、そういう場合は追加料金が発生することはあり得ます。
ただ問題なのは、悪質な業者が「もうけを出す」ために、例えば手抜き工事をして本来必要な工程を省いて、下塗り・中塗り・上塗りが必要なところを下塗りと上塗りだけで済ませてしまうとか、また、本来使用するはずだった材料とは異なる材料を使って安くあげてしまったり、または勝手に別の防水工法で工事をしてしまったり、そういう可能性はあり得ます。これらは追加請求ではありませんが、悪質業者にとっては同じ目的での別の手口です。
他にも、防水工事だけでなく住居の全面リフォームを頼んだ場合に、頼んだはずの工事が一部されていなかったので追加工事という形で頼んだら、追加料金を請求された、というケースもあるそうです。
けれどこれは、工事業者が依頼された工事を最初から全部していなかったわけですから、「消費生活センター」に相談して、なんとか解決したそうです。こういう場合は、業者が接触してきても、「消費生活センターに相談してから返事をする」と突っぱねるべきだそうです。
以上のような悪質な業者に引っかかってしまった場合、最悪の場合は裁判沙汰になってしまうかもしれません。基本的に、良心的で優良な業者なら、追加請求はしないものなので、くれぐれも悪質な業者には注意して下さい。
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