できるだけ安く防水工事を行う為のポイントはありますか？
防水工事を請け負う業者には、「防水専門」ではない大手メーカーやリフォーム会社が一旦請負い、専門業者に委託する、というケースがあります。この場合、施工代金に加えて別途の中間マージンが発生するので、当然施工費用は高くなります。よって安く工事を行いたい場合は、自社施工している「防水工事の専門業者」に直接依頼するのが、一番のポイントになります。中間業者を通してしまうと、施工業者に渡るお金が少なくなってしまうので、手抜き工事にもつながる可能性があります。
次に、「打ち合わせ時に、自分の出せる予算を正直に提示すること」が挙げられます。防水工事は保証期間がとても長く、最低でも５年、場合によっては１０年です。その間に何か（雨漏りや漏水など）があったとしたら、業者はただちに再度駆けつけて補修・修繕を行う必要があります。それがもし工事内容の不備のせいであったら、業者が「無償で」修理する必要があります。そのため、腕の良い防水業者はきちんとした工事をしたいので、打ち合わせの時に予算内で精いっぱいできる、施工計画の提案をするはずです。ひいてはそれが、質の高い防水工事につながり、結果的に安い費用につながります。質の悪い工事をして頻繁に修理するようでは、結果的に高くつくからです。
もし逆に金額の提示がない場合、施工業者は、より耐久性の高い、より不備の少ない防水層を作りたいと考え、最高の材質、工法を使った見積りを出します。保障のことを考慮に入れると、業者が耐久性の高い防水層を作ろうと考えるのは、当然のことです。けれどこれでは当然、質が極めて高くなる分、費用は高くなってしまいます。つまり予算を提示しないことで、想定よりも高額になってしまうかもしれないのです。
よって、安く防水工事を行うためには、「専門の業者に直接依頼し、予算は正直に提示する」ことが重要なポイントです。当然、より腕の立つ、より信頼できる業者を選ぶことが大切です。腕の立つ業者ほどプライドが高く、きっちりと仕事をするものなので、信頼度も高いものです。
もし、予算を提示した後、想定外の見積り金額が出たのであれば、そこで初めて、値下げ交渉を行えばよいのです。その交渉を専門に行う、「防水アドバイザー」なる業者も存在します。インターネット上に盛んに広告が出ています。もし自分で値下げなどの交渉を行う自信がなければ、相談してみるのもよいかもしれません。
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