防水工事と塗装工事を同時に出来るのでしょうか？【防水工事セレクトナビ】

防水工事と塗装工事はそもそも別の工事です。当たり前ですが、何でも専門家の方が物事に精通しています。防水工事は屋根や屋上などに防水層を形成する工事で、塗装工事は外壁などを塗料で塗る工事です。

ですので、もし両方してもらいたい場合でも、それぞれを別々の専門業者に頼んだ方が、より質の高い工事を行なってくれる可能性は、一般的に高いといえるでしょう。もちろん、業者の中には、両方を請け負ってくれるところもあります。

それは大抵の場合、会社の規模が大きいところでしょう。大きな会社であれば、防水工事の職人と塗装工事の職人を両方とも有しているところもあるでしょうから、そういう会社であれば、両方を同時に請け負ってくれるでしょう。

けれど多くの場合は、大きな会社といっても、防水工事と塗装工事のそれぞれを、それぞれを専門にしている下請け業者に業務委託して、事実上別々に工事を行わせることが多いようです。当然その場合、中間マージンが発生しますから、値段は割高になります。

また、小さな業社が「うちが両方ともやっときます」と言って両方行うケースもあるようですが、防水工事の職人が塗装工事をしたところで、そもそも専門分野ではありませんから、専門の職人が行うのに比べて雲泥の差があります。

結局、「大きな会社で、防水工事の職人と塗装工事の職人を両方有している」ところは、あっても数は少ないようです。ですので、もし防水工事と塗装工事を両方お願いしたいのなら、業社の情報を詳しく調べて選んだほうがよいでしょう。