見積りの時どこまでを無料で実施してもらえますか？【防水工事セレクトナビ】

一般的に、防水工事を業者に頼む際、「見積もりの段階までは無料です」というのが主流のようです。その際、まず建物を目で見て、打診をして建物の状況を判断し、写真撮影などをして、これらの現場調査を元に報告書を作成し、それを元に適切な防水施工の材料などを選び、それに施工面積などを掛け合わせて、見積もりを出すのが普通です。それにかかる時間も２～３時間くらいで、多くの業者はここまでは無料で行うようです。明朗会計を謳う業者であれば、材料費と人件費、それに業者の利益なども、見積もりの段階で公開しているようです。大抵の場合は、依頼者が複数の業者に同時に見積もりを出してもらい、その中から最も適正な条件の業者を選んで、実際に工事を施工してもらいます。

見積もりを出してもらう場合、依頼者が最低限知っておくべきことは「工事費用の相場」ですが、これは「工事の工法にかかる一般的な日数」「工事の材料の値段の相場・面積あたりの単価」からおおよそわかります。あとは施工してもらう箇所の面積の把握、でしょう。結局のところ工事の総費用は、これらを足したり掛け合わせたりしたものですから、それらは最低限知っておく必要があります。

現在では、業者に見積もりを頼む前に、インターネットを使って簡易的な見積もりを出してもらう方法もあります。「防水工事＿見積もり」などと検索すれば、自動的に見積もりを出してくれるフォームサイトが現れるでしょう。そこに「屋上の面積」「経過年数」「屋上の状態」「希望する防水」「保証期間」「屋上に上がる手段」などを入力するだけで、即座に概算見積もりが表示される仕組みです。ただしこれはあくまでも簡易的な見積もり方法に過ぎないので、本当に防水工事を依頼する際は、専門の業者に現場に足を運んでもらわねばならないのは当然です。しかし「大まかな相場を知る」という点では、これはとても有効な方法です。業社が無料で見積もりを実施してくれるといっても、前提となる知識がなければ、複数の業社の中から最適なところを選ぶことも難しいです。よってこのようなサイトを利用して概算を出す、というのは、ぜひ行うべきでしょう。

それに、自分がどのような住居に住んでいて、どのような症状が防水層に現れているか、またどのような雨漏り症状が発生しているか、そしてそれは住居のどのような箇所で現れているかなどを、自分で事前に確認し、それに適した防水工法は何であるのか、それくらいは依頼者が自分で調べておかなければなりません。書店で本を探すよりも、インターネットで防水工事に関して検索した方が、実際の事例が写真入りでたくさん出てきますから、ずっと早くて安上がりです。それを見て、上記に挙げたような「相場」を知れば、いざ業社が見積もりを出してくれた際に、それが適正なのかを見極めることができるでしょう。