優良な防水工事会社の見分け方を教えて下さい。
防水工事を行う業者の中にも、優良な業者も悪質な業者もいます。
まず、「悪い業者」の例をいくつか挙げてみます。
■「追加料金ばかり発生して高くなってしまった」という業社がいます。契約する前に見積もりをしっかり確認して、打ち合わせを重点的に行うようにしましょう。良い業者は細かい打ち合わせを行い、どこにどれだけの費用がかかるのか詳しい見積もりを出してくれます。
■支払条件を明確にしているかどうかも確認する必要があります。契約後、工事を始めるとすぐに着工金を請求してくる悪徳業者もいます。優良な業者は、契約金、着工金などの中間金は要求しないものです。
■使用する材料や施工内容などで若干安くなることはありえますが、極端な値引きをする場合は、元々の金額が高く設定されている可能性があります。悪徳業者の中には法外な金額でずさんな工事を行うものも少なくありません。
■「只今キャンペーン期間中なので、お知り合いと一緒に工事するとお得です」とか「もし今日ご契約いただけたら、さらにお値引きできるのですが」といった、数十万単位での大幅な値引きを約束する業者など、何かにこじつけた口実を作り、「今なら」とか「今だけ」と値引きをちらつかせて契約にこぎつけようとする業者には気をつけましょう。
■あたかも「市町村の役所などの公共施設から派遣されたかのような」口ぶりをする業者にも、要注意です。
■何の約束もしていないのに、突然玄関口までやってきて、「無料で雨漏りの点検をしています」「外から屋根が傷んでいるのが見えたので」「今直しておかないとまずいことになりますよ」というように、勝手に入り込んできて不安を煽ったりする業者がいますが、こういった業者は100%悪徳業者だと言ってよいでしょう。きちんとした会社であれば、チラシやインターネットの広告を打つ程度で、飛び込み営業をするようなことはしないものです。
■現状において雨漏りがあるなど、緊急性がある場合には仕方ないのですが、工事を悪天候の中でもしたがる業者には、きちんとした工事をする意思があるとは考えられません。しっかりとした防水施工をするには、天候が晴れている方が工事が行い易いからです。
■他社が作成した提案をそのままに工事をしようとする業者にも要注意です。同業他社の提案を盗んで仕事をしようとするだけでなく、「よそより安く受けますよ」ということ自体、「手抜き工事をして、早く、安く仕上げますよ」と手の内を見せびらかしているようなものです。
一般的に、防水工事も「職人」が行うものです。よってその職人の「腕」によって出来が左右されると言えます。また腕の良い職人であればあるほど、誇り・プライドが高いので、しっかりとした工事をしようとします。そういう職人は、見積りも細かくしっかりと出し、施工も手抜きせずに、場合によっては時間をかけて行います。そういう業社は、上に挙げたようないい加減な金銭要求や宣伝はしないものなので、つまり「上記に該当しない業社」が優良業者である、と言えるでしょう。
そういう優良業者を探すには、近隣住人からの口コミ以外にも、積極的にインターネットで意見を収集することが、早くて簡単な方法でしょう。
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